湿食(読み)シッショク

デジタル大辞泉 「湿食」の意味・読み・例文・類語

しっ‐しょく【湿食】

金属表面の液体の水が関与する腐食。ふつう常温下において、水を介して酸化還元反応を担うイオンが存在する場合に生じる。⇔乾食2

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の湿食の言及

【腐食】より

…この自己防食性に優れた酸化物超薄膜を破壊する主要な原因は三つある。第1は水(湿食),第2は温度(乾食),第3は応力(機械的応力下の腐食)である。水の存在下で金属の酸化が起こると,通常結果として水和酸化物コロイド粒子の集合体である〈さび〉が生成する。…

※「湿食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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