漁り(読み)イサリ

デジタル大辞泉 「漁り」の意味・読み・例文・類語

いさり【漁り】

《動詞「いさ(漁)る」の連用形から。古くは「いざり」》
魚や貝をとること。すなどり。りょう。
「沖つ波辺波へなみ静けみ―すと藤江の浦に舟そ騒ける」〈・九三九〉
漁り火」の略。
「ひさかたの月は照りたり暇なく海人の―は灯し合へり見ゆ」〈・三六七二〉

すな‐どり【漁り】

[名](スル)
魚や貝をとること。すなどること。「漁り船」
りょうを業とする人。漁夫漁師

あさり【漁り】

探し求めること。「資料漁り
えさを探すこと。また、魚介類をとること。
「―する海人の子供と人は言へど見るに知らえぬうま人の子と」〈・八五三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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