漁夫(読み)ギョフ

精選版 日本国語大辞典 「漁夫」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐ふ【漁夫・漁父】

  1. 〘 名詞 〙 漁業に従事している人。漁業者。漁民。漁師(りょうし)。ぎょほ。
    1. [初出の実例]「娘等皆咲答曰 児等者漁夫之舎児 草菴之微者 無郷無家」(出典万葉集(8C後)五・八五三・序文)
    2. 「海底に沈で已に百余年を経て後、漁父(ギョフ)の網に引かれて、御辺の許へ伝へたる刀也」(出典:太平記(14C後)二三)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「漁夫」の読み・字形・画数・意味

【漁夫】ぎよふ

りょうし。宋・轍〔黄州快哉亭記〕西のかた武昌の山をめば、岡陵伏し、木行列す。烟え日出づれば、漁夫樵夫の舍、皆指數すべし。此れ其の快哉(くわいさい)と爲す以のなり。

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