漉粉(読み)こしこ

精選版 日本国語大辞典 「漉粉」の意味・読み・例文・類語

こし‐こ【漉粉】

  1. 〘 名詞 〙 細かい網目などを通して漉した粉。
    1. [初出の実例]「垣一重こし粉をつけてたまはるは居ながら自由自在餠かな」(出典:狂歌・徳和歌後万載集(1785)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の漉粉の言及

【餡】より

…こしあんは,豆をやわらかくなるまで煮てざるに入れ,しゃくしなどで粒をつぶし,水をそそいでデンプン粒を洗い出す。デンプン粒の入ったこの汁を布袋に入れ,固くしぼって水分をとったのが生のこしあんで,漉粉(こしこ)ともいう。この生あんを乾燥させたものが晒(さらし)あんである。…

※「漉粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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