漏く(読み)クク

デジタル大辞泉 「漏く」の意味・読み・例文・類語

く・く【漏く】

[動カ四]漏れる。間をくぐり抜ける。
「春の野の繁み飛び―・くうぐひすの」〈・三九六九〉

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精選版 日本国語大辞典 「漏く」の意味・読み・例文・類語

く・く【漏】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 くぐる。間をくぐりぬける。もれる。
    1. [初出の実例]「我が手俣(たなまた)より久岐(クキ)し子ぞ」(出典古事記(712)上)
    2. 「あしひきの山辺に居ればほととぎす木の間立ち久吉(クキ)鳴かぬ日はなし」(出典:万葉集(8C後)一七・三九一一)

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