山辺(読み)ヤマビ

  • やまのべ
  • やまべ
  • 山▽辺
  • 山辺 (ヤマベ)

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙 (古くは「やまのへ」) =やまべ(山辺)
※万葉(8C後)一〇・二一四七「山辺(やまのへ)にい行く猟雄(さつを)は多かれど山にも野にもさ男鹿鳴くも」
[2] 奈良県北東部の山辺(やまべ)郡の古名。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
※万葉(8C後)一四・三三五七「霞ゐる富士の夜麻備(ヤマビ)にわが来なば何方(いづち)向きてか妹が嘆かむ」
[1] 〘名〙 山のほとり。山のべ。やまび。
※万葉(8C後)一四・三四八九「梓弓欲良(よら)の夜麻辺(ヤマへ)の繁かくに妹ろを立ててさ寝処払ふも」
※源氏(1001‐14頃)椎本「槇の山へもわづかに色づきて」
[2] 奈良県北東部の郡名。名張川・布目川の流域にある。古くは「やまのべ」といい、「山野辺」とも書いた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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