漕ぎ出づ(読み)コギイズ

デジタル大辞泉 「漕ぎ出づ」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐い・ず〔‐いづ〕【×漕ぎ出づ】

[動ダ下二]舟で漕ぎ出る。
熟田津にきたつに舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は―・でな」〈・八〉

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精選版 日本国語大辞典 「漕ぎ出づ」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐い・ず‥いづ【漕出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙 舟を漕いで出る。
    1. [初出の実例]「熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は許芸乞(コギいで)な」(出典万葉集(8C後)一・八)
    2. 「わたの原やそ島かけてこぎいでぬと人には告げよあまのつり舟〈小野篁〉」(出典:古今和歌集(905‐914)羇旅・四〇七)

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