デジタル大辞泉 「漕ぎ回る」の意味・読み・例文・類語 こぎ・みる【×漕ぎ▽回る】 [動マ上一]舟を漕いでまわる。こぎめぐる。「島伝ひ敏馬みぬめの崎を―・みれば大和恋しく鶴たづさはに鳴く」〈万・三八九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「漕ぎ回る」の意味・読み・例文・類語 こぎ‐・みる【漕回】 〘 自動詞 マ行上一 〙 漕いでまわる。漕ぎめぐる。[初出の実例]「縄の浦ゆ背向(そがひ)に見ゆる沖つ島榜廻(こぎみる)舟は釣しすらしも」(出典:万葉集(8C後)三・三五七) こぎ‐めぐ・る【漕回】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 舟を漕いであちこちまわる。漕ぎまわる。[初出の実例]「さざれ波 立ちても居ても 己芸米具利(コギメグリ) 見れども飽かず」(出典:万葉集(8C後)一七・三九九三) こぎ‐まわ・る‥まはる【漕回】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 舟を漕いであちらこちらをめぐる。漕いでまわる。こぎめぐる。こぎまう。[初出の実例]「こぎまはる湊の舟の鯉かせにひれのさわぎの浪高く見ゆ〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例