漱石(読み)そうせき

普及版 字通 「漱石」の読み・字形・画数・意味

【漱石】そうせき

石に口すすぐ。負けおしみで、強弁することをいう。〔世説新語、排調〕孫子(楚)~隱れんと欲す。王武子(済)に語るに、~つて漱石枕と曰ふ。王曰く、れは枕すべきも、石は漱ぐべけんやと。孫曰く、れに枕する以(ゆゑん)は、其の耳を洗はんと欲すればなり。石に漱ぐ以は、其の齒を(みが)かんと欲すればなりと。

字通「漱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android