潮染(読み)ウシオゾメ

デジタル大辞泉 「潮染」の意味・読み・例文・類語

うしお‐ぞめ〔うしほ‐〕【潮染(め)】

浴衣地紫色を帯びた濃い紺色に型染めしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潮染」の意味・読み・例文・類語

しお‐じ・む しほ‥【潮染】

〘自マ四〙
潮水にしみる。潮気に身が染まる。海辺生活に馴れる。潮馴(しおな)る。
源氏(1001‐14頃)明石「世を海にここらしほじむ身となりて猶この岸をえこそ離れね心のやみは」
物事に馴れる。世馴れる。なじむ。
※源氏(1001‐14頃)夕顔「年うちねび、世中の、とある事としほしみぬる人こそ、もののおりふしは、頼もしかりけれ」

うしお‐ぞめ うしほ‥【潮染】

〘名〙 ゆかた地などに、型紙を用いて防染の型糊(のり)を置き、化学染料の紫を帯びた鮮やかな青色で染めたもの。明治三五、六年(一九〇二‐〇三)ごろ流行した。

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