普及版 字通 「澳」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] イク(ヰク)・オウ(アウ)
[字訓] くま・ふかい・おき

[説文解字]

[字形] 形声
声符は奧(奥)(おう)。〔説文〕十一上に「隈なり。其のを澳と曰ひ、其の外を隈と曰ふ」とあり、水の深く湾入するところをいう。

[訓義]
1. くま。
2. ふかい。
3. おき。沖や澳を「おき」の意に用いるのは、国語用法である。

[古辞書の訓]
名義抄〕澳 ホトリ 〔字鏡集〕澳 クマ・ホトリ・ウシホ

[語系]
澳・奧・ukは同声。窈・幽yu、杳yも声近く、みな奥深いところをいう。奥は室内の神を祀る所である。

[熟語]
澳港・澳澳清澳溟
[下接語]
限澳・江澳・港澳

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android