瀬田蔵村(読み)せたぐらむら

日本歴史地名大系 「瀬田蔵村」の解説

瀬田蔵村
せたぐらむら

[現在地名]鳥取市瀬田蔵

長柄ながら村の南西洞谷ほらだに川沿いにある。瀬田倉村とも記される。鹿野しかの往来筋にあたり、村と当村の間の瀬田倉川(洞谷川)を歩いて渡る。本村は下瀬田蔵ともよばれ、上瀬田蔵・景平かげひらの支村がある(因幡志)。拝領高一〇八石余。岡村氏の給地があった(給人所付帳)。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)によれば生高一二三石余、本免四ツ、山札銀七匁・藪役銀五匁を課されていた。文政一二年(一八二九)の高草郡中構下札目録帳(奥田家文書)によれば朱高一一八石余・生高一二五石余、物成四七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android