火食い鳥(読み)ひくいどり

精選版 日本国語大辞典 「火食い鳥」の意味・読み・例文・類語

ひくい‐どりひくひ‥【火食鳥・食火鶏】

  1. 〘 名詞 〙 ヒクイドリ科の鳥の総称全長および高さ約一・五メートル。ダチョウにやや似ているが丈が低い。翼は退化して飛べず、あしは強大で走るのが速く、泳ぐこともできる。羽毛は黒色の剛毛状。頭上に烏帽子状のかたい冠があり、頭・くびは裸出して青・緑・赤などの美しい色を呈する。雑食性で、暗い密林内にすむ。巣は直径約一メートル。卵は濃緑色で、抱卵は主として雄が行なう。オーストラリア北部・ニューギニアなどに三種が分布する。カゾアル。〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android