炭球(読み)たんきゅう(その他表記)coal ball, coal apple

最新 地学事典 「炭球」の解説

たんきゅう
炭球

coal ball ,coal apple

炭層内部や上・下盤に含まれる球状・回転楕円体状の結核または団塊ノジュール)。ふつう石灰質・泥灰質・硫化鉄・シデライト質であり,内部に保存良好の植物化石を産する。石炭化作用の初期(泥炭期)における化石を中心にした鉱物質の沈殿集積により生ずる。外見上炭球に似たものに団塊状をなした石炭がある。これは圧力や熱の作用で生じたものと考えられ,炭球から区別される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の炭球の言及

【ケイ化木(珪化木)】より

…ヨーロッパやアメリカでは,石炭紀の炭層にともなってケイ化木片を産する。これを炭球(コールボールcoal ball)といい,デボン紀のはじめに出現した陸上植物の移り変りのようすがよく保存されているため,初期の陸上植物の進化のようすを知る資料となっている。【木村 達明】。…

※「炭球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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