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炭酸塩 たんさんえんcarbonate

翻訳|carbonate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

炭酸塩
たんさんえん
carbonate

炭酸 H2CO3の塩。正塩 MI2CO3,酸性塩 MIHCO3,塩基性塩 MI2CO3nMI(OH)などが知られている。リチウム以外のアルカリ金属の塩は水に容易に溶けるが,他の金属の塩は水に難溶である。熱すると二酸化炭素を放出して分解する。また酸により分解し,二酸化炭素を発生する。アルカリ金属塩は加水分解し,溶液は強アルカリ性を呈する。ナトリウムの炭酸塩である炭酸ナトリウム炭酸ソーダあるいは単にソーダと呼ばれ,その製造は化学工業で最も重要なものの1つである。

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栄養・生化学辞典の解説

炭酸塩

 炭酸の塩で,水素アンモニウム塩,ナトリウム塩,水素ナトリウム塩など人間生活に有用な塩がある.

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大辞林 第三版の解説

たんさんえん【炭酸塩】

炭酸の一つまたは二つの水素イオンを、金属などの陽イオンで置換したかたちの塩。アルカリ金属塩以外の正塩のほとんどは水に不溶。酸を加えるか熱すると分解して、二酸化炭素を発生する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

炭酸塩
たんさんえん
carbonate

炭酸H2CO3の塩で、正塩MI2CO3、酸性塩(炭酸水素塩)MIHCO3、塩基性塩MI2CO3nMIOHがある。金属酸化物または水酸化物と二酸化炭素とを水の存在下で反応させてつくる。また、可溶性炭酸塩または炭酸水素塩と他の金属塩との複分解によって得られる。炭酸水素塩の熱分解によって得られるものもある。正塩は、リチウムを除くアルカリ金属塩は水に易溶、アルカリ性を示すが、その他の金属塩は難溶である。アルカリ土類金属塩は二酸化炭素を含む水に炭酸水素塩を生じて溶ける。
  CaCO3+CO2+H2O→Ca2++2HCO3-
アルカリ金属塩以外は熱すると二酸化炭素を放って酸化物を生じる。酸によって分解され、その酸の塩となる。遷移金属の塩は多くが塩基性塩をつくりやすい。[守永健一・中原勝儼]

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世界大百科事典内の炭酸塩の言及

【炭酸】より

… H2CO3=H2O+CO2  (K″=2.57×10-3mol/dm3) 液相中における炭酸と二酸化炭素との平衡は比較的遅く進行する。
[炭酸塩]
 多くの炭酸塩が知られており,一般に,金属の酸化物あるいは水酸化物に二酸化炭素を反応させるか,所要の金属塩水溶液に炭酸アルカリないしは炭酸水素アルカリ水溶液を反応させてつくられる。遷移金属の塩は多く着色しているが,それ以外の塩はすべて無色である。…

※「炭酸塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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