法則の辞典 「炭素同位体分別値」の解説 炭素同位体分別値【carbon isotope discrimination ratio】 天然試料中に含まれる安定炭素同位体 C-12 とC-13の割合を,中生代のアンモナイトの化石を国際標準試料として千分率偏差として計数化した値.次式から求められる. 大気中のCO2 では-8~-7‰ であるが,C3 植物では-35~-25‰,C4 植物では-17~-11‰ と明瞭な違いが現れるので区別可能である.CAM植物(ベンケイソウ型代謝植物)では-34~-13‰ と生育環境によって大きい変動がみられる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報