最新 地学事典 「炭酸塩プラットフォーム」の解説
たんさんえんプラットフォーム
炭酸塩プラットフォーム
carbonate platform
浅海性炭酸塩堆積物の厚く発達した堆積体の総称。堆積体のなかで,ほぼ平坦な浅海陸棚の頂部と陸棚縁以深で急斜面をもって深海に至るような地形断面の形態をもつ型を rimmed shelf と呼ぶ。この型では陸棚縁に高エネルギー環境の堆積相が発達し,それがバリアーとなってバリアー─ラグーンシステムの堆積相となる。一方,高エネルギー堆積物の陸棚縁や急斜面はもたず,ごく緩い傾斜で浅海から深海域に至るような地形断面をもつ型をcarbonate rampと呼ぶ。他に大陸縁辺の陸棚に広域的に発達した形態のepeiric platformや,深海域によって隔離されたisolated platform,急速な海水準上昇により水没したdrowned platformなどがある。これらの型はそれぞれ構造運動や海水準変動によって規制され,あるいは別の型へと形態を変化させる。
執筆者:川村 寿郎・松田 博貴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

