為箝げる(読み)しすげる

精選版 日本国語大辞典 「為箝げる」の意味・読み・例文・類語

し‐す・げる【為箝】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しす・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 穴などに物をはめこむ。
    1. [初出の実例]「予矢根しすけて候根二、長門守殿御矢すけられ也」(出典:山科家礼記‐応仁二年(1468)五月二九日)
    2. 「ソノ ソマビト ヲノノ エヲ xisuguete(シスゲテ) カラ」(出典:天草本伊曾保(1593)山と、杣人の事)
  3. 身につけさせる。身に添わせる。
    1. [初出の実例]「人がとりととのえ仁義礼智をしととのえてしすげてよめりさすることを本にしてほめたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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