無カタラーゼ症(読み)むカタラーゼしょう(その他表記)acatalasia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無カタラーゼ症」の意味・わかりやすい解説

無カタラーゼ症
むカタラーゼしょう
acatalasia

カタラーゼ血症ともいう。生理的に体細胞に存在するカタラーゼ (過酸化水素を分解する酵素) が先天的に欠損している疾患で,10歳未満の小児に現れ,口腔に進行性の壊疽性潰瘍を伴うことが多い。ほとんどが濃い血族結婚の家系に出ている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android