無知・無智(読み)むち

精選版 日本国語大辞典 「無知・無智」の意味・読み・例文・類語

む‐ち【無知・無智】

〘名〙 (形動)
① 知らないこと。知識学問のないこと。あるいは、知恵のないこと。おろかなこと。また、そのさま。不知。無学
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「雖無知女人亦入世数」 〔詩経‐檜風・隰有萇楚〕
② こざかしい智に走らないこと。技巧に走らないこと。また、そのさま。
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)仏五左衛門「あるじのなす事に心をとどめてみるに、唯無智無分別にして正直偏固の者也」 〔老子‐三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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