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知識 ちしき knowledge

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

知識
ちしき
knowledge

広義には「知る」といわれる人間のすべての活動と,特にその内容をいい,狭義には原因の把握に基づく確実な認識をいう。ある特定の主体についてのこのような知識がさらに概念的に規定され,論理的,体系的に組織されたものが学問である。

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デジタル大辞泉の解説

ち‐しき【知識/×智識】

[名](スル)
知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。「日々新しい―を得る」「―をひけらかす」「予備―」
考える働き。知恵。「―が発達する」
(多く「智識」と書く)仏語。
㋐仏法を説いて導く指導者。善知識。
㋑堂塔や仏像などの建立に金品を寄進すること。また、その人や金品。知識物。
㋒対象を外界に実在すると認める心の働き。
knowledge/〈ドイツ〉Wissen》哲学で、確実な根拠に基づく認識。客観的認識。
「幸福とは何かと云う事を明細に―して了っている」〈長与竹沢先生と云ふ人

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世界大百科事典 第2版の解説

ちしき【知識 knowledge】

知識とは,さしあたっていえば,人間のいとなみのうち,ものを知る活動一般の,とりわけ獲得された成果の側面をいう語にほかならない。〈しる〉ことは,元来〈領(し)る〉こと,すなわち支配しみずからのものとすることに通じ,漢字の〈知〉もまた,ものごとのありようを〈矢〉のように端的に〈口〉でもって言いあらわすことを意味するという。一方,〈識〉は,〈識別〉すると熟して使われることからも見て取れるように,あるものをそれ以外の他のものどもから判明に区別して見分けることを意味する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

知識
ちしき
knowledge英語
connaissanceフランス語
Wissenドイツ語

客観的で確定的な認識内容をいう。日本では専門的知識をもった人や作家が知識人とよばれるが、そのよび方の当否は別として、ここでは高度の専門的知識と一般人のもつ常識とが区別されているようにみえる。その際一般的に、常識はあいまいで浮動的であり、知識は明晰(めいせき)で確定的と考えられているが、しかし知識と常識との間に一線を画すことはむずかしい。常識の純化によって生じた知識もあるし、逆に科学的知識で、しかもかなり高度のものが常識化される場合も多いからである。
 知識はまた知恵から区別されることがある。科学的知識に代表されるようないわゆる理論的知識は、いくら集積されても、人生いかに生きるかの解答を与えない。解答を与えるのは知識ではなく、知恵であるとされる。しかしこの見方においても、知識と知恵の区別はそれほど明確ではない。いわゆる「生活の知恵」を得るには常識をも含めた多くの知識が必要であろうし、倫理的に生きようとする人間も、独善的にならないためには、哲人の書いた書物などから多くの知識を学ぶ必要があろう。ちなみに仏教では「知識」はむしろ知恵のことであり、仏道に通じた知恵ある人物も「知識」とよばれる。
 西洋では、知識はしばしば信仰から区別される。その場合、知識はギリシア的な理性的知識を原型とし、信仰はヘブライ的な宗教的信仰を原型とするが、しかし西洋思想はこの両者が互いに入り組んで成り立っているのであるから、ここでも知識と信仰の領域を明確に区別することは困難である。たとえばキリスト教の教義や神学は、信仰に根ざしているが、それ自身はまた知識とみられるからである。
 かりに一つの定義として、およそ世界内において人間に知られるいっさいを知識とよぶならば、そのなかには常識も知恵も宗教の教えも含まれるであろう。迷信的な占いや予言でも、人間に知られたものとしては知識である。しかし、もし人間にとって世界内に現象する事柄の知識がすべてではなく、人間がよりよく生きるためには別のものが、たとえそれがなんであれ、世界と世界の知識を超えたものが、必要であると考えるなら、そこで初めて世界内の知識の意義と限界が明らかになり、それとともに知識とは異なった知恵なり信仰の所産が、知識に対立するものとして、改めて確認されることになろう。[宇都宮芳明]

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図書館情報学用語辞典の解説

知識

経験や教育によって得られ,判断の際の基盤となるもの.哲学における認識論とは異なり,図書館情報学では,メディアを通じて蓄積,伝達される,組織や社会が共有する知識を議論の対象としてきたが,情報学では,科学的知識ポラニー(Michael Polanyi 1891-1976)の暗黙知,ポパー(Sir Karl Raimund Popper 1902-1994)の客観的知識などを取り込もうとしている.情報との関連に関して,一般化や形式化の進んだ情報,構造が複雑な情報を知識とみなしたり,流れるのが情報で蓄積されるのが知識とするなどの考え方がある.一方では,知識と情報を同一視したり,認知機構の内部か外部かで区別する場合もある.情報処理の領域では,コンピュータに知識を扱わせようとする知識工学があり,情報検索に影響を与えた.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版
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世界大百科事典内の知識の言及

【科学】より

…元来は英語(もしくはフランス語)のscienceの訳語として19世紀末に日本で造られた単語であり,その後中国にも輸入された。scienceとは本来ラテン語のscientiaつまり〈知識〉全般を指す言葉から生まれたものと解される。ヨーロッパ語としてはフランス語に取り入れられたのが早く,17世紀初期に英語としても定着した。…

【善知識】より

…知識というのは知合い,友だちの意味。善友ともいう。…

【論理学】より

…論理についての科学。われわれは論理をごくおおまかに,人間の思考の筋道,あるいは思考の成果としての知識の構造と特徴づけることができる。
[思考・知識]
 われわれがものを〈考える〉とき,われわれは思考に先立ち存立する世界を対象とし,そこにはかくかくの事態がなりたつという判断をくだす。…

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