然許り(読み)サバカリ

デジタル大辞泉 「然許り」の意味・読み・例文・類語

さ‐ばかり【許り】

[副]
それぐらい。それほど。
「―急にもとめ給はば」〈露伴・風流魔〉
「―の人は思しはばかるべきぞかし」〈賢木
たいへん。あんなに。
「―寒き夜もすがら」〈徒然・二三〉

しか‐ばかり【許り】

[副]それほどまで。
「―契りしものを定めなきさは世の常に思ひなせとや」〈和泉式部日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android