燃付く(読み)モエツク

デジタル大辞泉 「燃付く」の意味・読み・例文・類語

もえ‐つ・く【燃(え)付く】

[動カ五(四)]火がつく。火が燃え移る。「火が着物に―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「燃付く」の意味・読み・例文・類語

もえ‐つ・く【燃付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 火がつく。火が燃え移る。
    1. [初出の実例]「近きほどに火出できぬといふ。されど、もえつかざりける」(出典:能因本枕(10C終)二三一)
  3. ある感情が激しくきざす。
    1. [初出の実例]「都満子は燃えつくほどに腹の立つその胸を癒やす為に」(出典:あきらめ(1911)〈田村俊子〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android