燃切(読み)もえきる

精選版 日本国語大辞典 「燃切」の意味・読み・例文・類語

もえ‐き・る【燃切】

[1] 〘自ラ五(四)〙 燃え尽きる。すっかり燃える。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一九「燃(モ)え切(キ)った灰は、棒の儘で、はたりはたりと香炉の中に倒れつつある」
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒もえきれる(燃切)

もえ‐き・れる【燃切】

〘自ラ下一〙 もえき・る 〘自ラ下二〙 =もえつくす(燃尽)
※俳諧・曠野(1689)四「もえきれて紙燭をなぐる薄哉〈荷兮〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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