燻り侘ぶ(読み)くゆりわぶ

精選版 日本国語大辞典 「燻り侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

くゆり‐わ・ぶ【燻侘】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 火が勢いよく燃え上がらないで、くすぶっている。心がはれないで、あれこれと悩み苦しむさま、恋心などで、いちずに思い悩むさまなどをいう。
    1. [初出の実例]「おぼろけに消つとも消えむ思ひかは煙の下にくゆりわぶとも」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)三)
    2. 「蘆の屋の灘の塩やき我なれや夜はすがらにくゆりわぶらむ」(出典:金槐和歌集(1213)恋)

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