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消つ ケツ

デジタル大辞泉の解説

け・つ【消つ】

[動タ四]

㋐火を消す。
「世はただ火を―・ちたるやうに」〈匂宮
㋑なくす。消滅させる。
「世を保ち給ふべき御宿世(すくせ)は―・たれぬものにこそ」〈・少女〉
蔑視する。ないがしろにする。けなす。
「つひにこの人をえ―・たずなりなむ事と、心病みおぼしけれど」〈澪標
心の平静さをなくさせる。
「肝魂を―・ちて思ひける程に」〈平家・一一〉
圧倒する。
「いかばかりならむ人か、宮をば―・ち奉らむ」〈東屋
[補説]平安時代和歌和文に多く用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

けつ【消つ】

( 動四 )
消滅させる。消す。 「燃ゆる火を雪もて-・ち/万葉集 319」 「人知らば-・ちもしつべき思ひさへ/狭衣 2
心の平静さを失う。 「同類の悲しみ魂を-・つ/平家 7
ないがしろにする。軽んずる。 「さすがに心うつくしう人をも-・たず身をもやむごとなく心にくくもてなし/源氏 若菜上
凌駕する。圧倒する。 「かたちよき人は人を-・つこそにくけれ/源氏 東屋」 〔平安時代には和歌・和文に用いられ、鎌倉以降「消す」が一般的になり、すたれた〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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