日本歴史地名大系 「牛子村」の解説 牛子村うしこむら 埼玉県:川越市牛子村[現在地名]川越市牛子南田島(みなみたじま)村の南、新河岸川とその支流九十(ぐじゆう)川に挟まれた低平地に立地。地内南東で両川が合流する。川越五河岸の一、牛子河岸がある。西は新河岸川を隔て上・下の新河岸。「風土記稿」に元和四年(一六一八)頃の記録に牛子新田とみえるとあり、江戸時代初期の開発地とみられる。検地は元和二年・同七年・慶安元年(一六四八)、元禄七年(一六九四)には武蔵野新田分について実施された(風土記稿)。田園簿に牛子村とみえ、田高五一石余・畑高二石余、ほかに野銭永一二〇文、川越藩領(幕末に至る)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by