牝牛に腹突かる(読み)あめうしにはらつかる

精選版 日本国語大辞典 「牝牛に腹突かる」の意味・読み・例文・類語

あめうし【牝牛】 に 腹(はら)(つ)かる

  1. 角がなくておとなしい牝牛に腹を突かれる。ばかにしていた相手にやりこめられるたとえ。
    1. [初出の実例]「『我のみと思ひこしかど高砂の尾上の松もまだ立てりけり』人々感じあへり。良暹、その所にありて、妻牛(アメウシ)に腹つかれぬるわざかなとぞ言ひける」(出典十訓抄(1252)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 尾上 実例 良暹

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android