牝牛に腹突かる(読み)あめうしにはらつかる

精選版 日本国語大辞典 「牝牛に腹突かる」の意味・読み・例文・類語

あめうし【牝牛】 に 腹(はら)(つ)かる

  1. 角がなくておとなしい牝牛に腹を突かれる。ばかにしていた相手にやりこめられるたとえ。
    1. [初出の実例]「『我のみと思ひこしかど高砂の尾上の松もまだ立てりけり』人々感じあへり。良暹、その所にありて、妻牛(アメウシ)に腹つかれぬるわざかなとぞ言ひける」(出典十訓抄(1252)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 尾上 実例 良暹

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android