牧野新田(読み)まきのしんでん

日本歴史地名大系 「牧野新田」の解説

牧野新田
まきのしんでん

[現在地名]大垣市牧野町

杭瀬くいせ川右岸、赤坂あかさか宿の南の台地に位置し、南は荒尾あらお村。かつては西の昼飯ひるい村の野方であったが、寛永一一年(一六三四)から寛文元年(一六六一)にかけて開発され、牧野新田として成立したという。江戸時代は大垣藩領。元禄郷帳に牧野新田とみえ、村高一一二石余。弘化二年(一八四五)の家数三二・人数一二三(新修大垣市史)。文化一二年(一八一五)当村の茂右衛門は赤坂山の石灰焼を願出たが、赤坂・荒尾両村の反対にあい、翌年近村の了解を得たうえで運上金二両を上納するという条件で再願している(「石灰焼出願」片野文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android