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了解/諒解 リョウカイ

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デジタル大辞泉の解説

りょう‐かい〔レウ‐|リヤウ‐〕【了解/×諒解】

[名](スル)
物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「―が成り立つ」「来信の内容を―する」
《〈ドイツ〉Verstehen》ディルタイ哲学で、文化的、歴史的なものを生の表現とみなし、その生を追体験によって把握すること。理解。
[用法]了解・理解――「彼は友の言う意味をすぐに了解(理解)した」「その辺の事情は了解(理解)している」など、意味がわかる、のみ込むの意では、相通じて用いられる。◇「了解」には、相手の考えや事情をわかった上で、それを認める意がある。「暗黙の了解を得る」「お申し越しの件を了解しました」◇「理解」は、意味や意図を正しくわかる意が中心となる。「文章を理解する」「何を言っているのか理解できない」◇「了解できない」は、意味はわかるが承認できないの意になり、「理解できない」は単に意味がわからないの意になる。◇類似の語「了承」は「了解」とほぼ同じに使うが、「了解」よりも承認する意が強い。「上司の了承を得る」「双方とも大筋で了承した」

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

了解【りょうかい】

主としてドイツ語Verstehenの訳で,〈理解〉とも。対象をもっぱら外側から〈説明〉する自然科学的方法に対して,人間の体験,歴史,文化的所産などに向かう際に要請される態度。
→関連項目了解心理学

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうかい【了解 Verstehen[ドイツ]】

〈理解〉という訳語もある。〈人を理解する〉〈人の言うことがわかる〉という意味での了解は,ドイツ語ではごく日常的な動詞である。日本語で〈了解〉というときには単なる〈理解〉よりも相手への同意や賛意を表すことが多いかと思うが,その場合には,Einverständnis,Verständigungが用いられる。もっともVerständigungにはコミュニケーションとしての意志疎通の意も強い。19世紀初頭以来のドイツにおける(古典)文献学の中で,またそれをモデルにして発展してきた精神科学一般の自己反省や意義づけをめぐる議論の中で,こうした諸概念が単なる文献の意味了解を越えて,歴史や文化的所産に向かう人間の基本的なあり方を表すものとして(特に自然に関する〈説明〉と対照させて)哲学的概念に高められてきた。

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世界大百科事典内の了解/諒解の言及

【説明】より

…もしこの種の説明が実は説明ではないとすれば,例えば心理学における理論についての大脳生理学の理論による説明などは,実は説明ではないということになり,その影響するところはきわめて大きい。【黒崎 宏】
[説明と理解]
 日本語では区別がつけがたいが,人文科学においてテキストやその背景をなす心理や精神を説明する行為は,〈理解〉または〈了解〉(英語understanding,ドイツ語Verstehen)と呼ばれることが多い。テキストを〈わかる〉もしくは〈わからせる〉ことである。…

【了解心理学】より

…人間の精神を認識する場合,心的現象を一定の要素に還元し再構成するという自然科学にならった心理学的方法では不可能であるとし,〈了解Verstehen〉という認識方法によってとらえようという立場の,主としてドイツにおいて発達した心理学。提唱者であるW.ディルタイによれば,了解は感性的表現や言語,身ぶりを通して対象となる心的現象を追体験,感情移入,内省することによって得られる認識である。〈自然をわれわれは説明するが,精神生活はこれを了解する〉という言葉もあるように,心的構造は了解によって生きた全体関連が記述・分析されるとし,どちらかといえば哲学的傾向が強い。…

【解釈学】より

…解釈者はテキストから生きた信仰のメッセージをひきださねばならないからである。 多様な解釈を統一する〈了解〉の一般理論を探求することによって,それまでの領域別解釈学を一般解釈学に普遍化しようとする動きは,19世紀にA.ベックやシュライエルマハーによって開始された。シュライエルマハーは聖書釈義学と古典文献学の両方の解釈技法を整合することに努めた。…

【説明】より

…もしこの種の説明が実は説明ではないとすれば,例えば心理学における理論についての大脳生理学の理論による説明などは,実は説明ではないということになり,その影響するところはきわめて大きい。【黒崎 宏】
[説明と理解]
 日本語では区別がつけがたいが,人文科学においてテキストやその背景をなす心理や精神を説明する行為は,〈理解〉または〈了解〉(英語understanding,ドイツ語Verstehen)と呼ばれることが多い。テキストを〈わかる〉もしくは〈わからせる〉ことである。…

【ディルタイ】より

…自然科学と産業の興隆する時代の中で,先行するゲーテ時代との断絶の意識から出発したディルタイは,前時代の遺産の意識的継承によって文化的連続性の構築と,自己の文化的アイデンティティの確立をめざしたが,その重要な手段が精神科学であった。断絶を越えた連続性をつくるためには,過去を〈了解(理解)Verstehen〉し,現在による意味づけが必要である。この考えは,教養の形成過程を描く自伝をモデルにしているが,了解こそ精神科学の中心的方法である。…

【翻訳】より

…コミュニケーション図式にすると,話し手は自分の言語(コード)を用いて文(メッセージ)を作り(コード化),それを聞き手に送る。聞き手はその文(メッセージ)を受け取ると,それに自分の言語をつき合わせて解読し了解が成立する。これをコード解読,コード変換などというが,それらも翻訳にほかならない。…

【了解心理学】より

…人間の精神を認識する場合,心的現象を一定の要素に還元し再構成するという自然科学にならった心理学的方法では不可能であるとし,〈了解Verstehen〉という認識方法によってとらえようという立場の,主としてドイツにおいて発達した心理学。提唱者であるW.ディルタイによれば,了解は感性的表現や言語,身ぶりを通して対象となる心的現象を追体験,感情移入,内省することによって得られる認識である。…

※「了解/諒解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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