物毎(読み)ものごと

精選版 日本国語大辞典 「物毎」の意味・読み・例文・類語

もの‐ごと【物毎・武毎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. それぞれの物や事柄
    1. [初出の実例]「山見れば 見のともしく 川見れば 見のさやけく 母能其等(モノゴト)に 栄ゆる時と 見(め)し給ひ 明らめ給ひ」(出典万葉集(8C後)二〇・四三六〇)
  3. 軍事に関するすべての事。
    1. [初出の実例]「武毎油断無之様に入念簡要候」(出典:伊佐早文書‐天正六年(1578)五月二一日・上杉景勝書状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む