…そこで,このような数式を使って得られる数列のことを算術乱数あるいは擬似乱数とよぶ。しかし現在では,サイコロを振るような物理的操作によって乱数を作って使う(このような乱数を物理乱数という)ことはほとんどないので,単に乱数といえば,擬似乱数を意味しているのがふつうである。 線形合同法によって作られる数は,すべてm-1以下の非負整数であるから,この数列はいつかはもとにもどって繰り返すことになる。…
※「物理乱数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」