特定多数決制(読み)とくていたすうけつせい(英語表記)qualified majority

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特定多数決制」の意味・わかりやすい解説

特定多数決制
とくていたすうけつせい
qualified majority

単一ヨーロッパ議定書による EU閣僚理事会の議決方式。 EUの意思決定方式の効率化を狙い全会一致制から原則的に特定多数決制に改められた。この方式は,主に人口比率に基づいて各加盟国に票数を割り当て,76票中 54票の賛成があれば可決する。各加盟国の票の割り当ては,英・独・仏・伊 10票,スペイン8票,オランダ・ベルギー・ギリシア・ポルトガル5票,デンマーク・アイルランド3票,ルクセンブルク2票となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android