猿匐(読み)さるばい

精選版 日本国語大辞典 「猿匐」の意味・読み・例文・類語

さる‐ばい‥ばひ【猿匐】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁で、二の筋から一の筋へ、小桂馬(こけいま)または大桂馬にすべり込み、敵の地を荒らすこと。または、そのような打ち方。寄せの時に多く用いられるもの。猿滑り。
    1. [初出の実例]「碁を打つ手の中に、猿匐(サルバイ)といふ事あり。すべらかして石をとばす」(出典仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 打つ手 名詞 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む