猿匐(読み)さるばい

精選版 日本国語大辞典 「猿匐」の意味・読み・例文・類語

さる‐ばい‥ばひ【猿匐】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁で、二の筋から一の筋へ、小桂馬(こけいま)または大桂馬にすべり込み、敵の地を荒らすこと。または、そのような打ち方。寄せの時に多く用いられるもの。猿滑り。
    1. [初出の実例]「碁を打つ手の中に、猿匐(サルバイ)といふ事あり。すべらかして石をとばす」(出典仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 打つ手 名詞 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android