玉の箱(読み)たまのはこ

精選版 日本国語大辞典 「玉の箱」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 の 箱(はこ)

① 玉で飾った箱。美しい箱。
源氏(1001‐14頃)夕霧「恋しさのなくさめがたきかたみにてなみだにくもる玉のはこかな」
※延宝版宇津保(970‐999頃)藤原の君「わび人の涙をひろふ物ならばたもとや玉のはこにならまし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android