玉手庄(読み)たまでのしよう

日本歴史地名大系 「玉手庄」の解説

玉手庄
たまでのしよう

寿永二年(一一八三)の興福寺政所下文(内閣文庫蔵)に「覚春領助公(中略)玉手庄葛上郡四町二段三百歩」とあり、興福寺領荘園。覚春は給主(預所)であろう。

その後については、三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「五十三玉手庄六丁葛上郡 北円堂供」とあり、室町期には興福寺大乗院領となり、北円ほくえん堂領(預所か)で、北円堂で行われる瑜伽論会の供僧料所となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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