日本歴史地名大系 「玉手村」の解説
玉手村
たまてむら
玉手村
たまでむら
- 奈良県:御所市
- 玉手村
[現在地名]御所市大字玉手・東寺田
玉手山(一五五メートル)北麓に立地。集落中央を
<資料は省略されています>
という地名説話がみえる。また葛城襲津彦の子孫玉田宿禰の本居の地といわれ、「姓氏録」右京皇別には同じく襲津彦の後に玉手朝臣の名がみえる。蒲生君平が「玉手一に玉田とす。是昔時玉田宿禰邑なり」(山陵志)と論じている。
中世には玉手庄があり、応永二五年(一四一八)の吐田庄注進文(春日神社文書)に「八郎タマテ」の名がみえ、興福寺国民玉手氏の拠る所となった。
玉手村
たまてむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報