玉皇大帝(読み)ぎょくこうたいてい(その他表記)Yu-huang da-di

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「玉皇大帝」の意味・わかりやすい解説

玉皇大帝
ぎょくこうたいてい
Yu-huang da-di

道教最高神。道教では,最高主宰神としては古くから元始天尊を掲げるが,それが化身して天界を統治するようになったのが,玉皇大帝であるとする。玉皇の敬称は,北宋真宗のときにつくられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の玉皇大帝の言及

【玉皇】より

…中国,宋以後の道教の最高神,玉皇大(上)帝のこと。北宋時代,真宗が1014年(大中祥符7)に〈太上開天執符御歴含真体道玉皇大天帝〉の尊称を奉り,また徽宗が天下の道観にその像を立てさせるなど,国家的規模で尊崇された。…

※「玉皇大帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android