玉裳(読み)タマモ

デジタル大辞泉 「玉裳」の意味・読み・例文・類語

たま‐も【玉×裳】

裳の美称
「あみの浦に舟乗りすらむ娘子をとめらが―のすそに潮満つらむか」〈・四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉裳」の意味・読み・例文・類語

たま‐も【玉裳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たま」は美称 ) 美しい裳。
    1. [初出の実例]「をとめらが多麻毛(タマモ)すそびくこの庭に秋風吹きて花は散りつつ」(出典万葉集(8C後)二〇・四四五二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android