理にも過ぐ(読み)ことわりにもすぐ

精選版 日本国語大辞典 「理にも過ぐ」の意味・読み・例文・類語

ことわり【理】 にも 過(す)

  1. ふつうの道理を越える。
    1. [初出の実例]「これを世の人安からず憂へあへる、実にことわりにも過ぎたり」(出典:方丈記(1212))
  2. ( 「ことわりにもすぎて」の形で用いられて ) 道理を越えて。なみなみならず。はなはだしく。
    1. [初出の実例]「いひもあへずなくけしき、ことはりにもすぎていみじげ也」(出典:苔の衣(1271頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android