化学辞典 第2版 「環化重縮合反応」の解説
環化重縮合反応
カンカジュウシュクゴウハンノウ
cyclopolycondensation
重縮合反応によって線状の前駆ポリマー(precursor)を合成し,分子内縮合で閉環する反応.一般に,ヘテロ環を有する剛直鎖ポリマーは不溶・不融のため,一段階反応で環化重縮合を行うことが困難であるため,可溶,可融の前駆ポリマーを合成して,成形しやすいフィルム状にしてから分子内重縮合を行う.たとえば次のようなものがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報