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生命科学ブレークスルー賞 せいめいかがくぶれーくするーしょうBreakthrough Prize in Life Sciences

知恵蔵miniの解説

生命科学ブレークスルー賞

生命科学分野で画期的な成果を上げた研究者に贈られる賞。アメリカのフェイスブックグーグルアップルなど大手IT企業の首脳陣らが出資する非営利財団により、2013年に創立された。受賞者は毎年選ばれ、賞金300万ドル(約2億8000万円)が授与される。各年の受賞者は選考委員となり、翌年以降の選考に参加することになっている。 初回受賞者には人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した京都大学山中伸弥教授など世界の研究者11人が選ばれた。

(2013-2-26)

出典|朝日新聞出版知恵蔵miniについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生命科学ブレークスルー賞
せいめいかがくぶれーくするーしょう
Breakthrough Prize in Life Sciences

難病の治療や人間の生命を延ばすための研究など、生命科学分野で画期的な成果を上げた研究者へ贈られる賞。2013年2月、ロシアの企業家であるミルナーYuri Milner(1961― )の提唱により創設され、同時に第1回の受賞者が発表された。副賞300万ドル。受賞資格に年齢制限はなく、複数の人物が賞を共有することも可能で、同一人物の複数回の受賞も認められている。
 賞の創設と同時に、賞を運営する非営利団体「生命科学ブレークスルー賞財団Breakthrough Prize in Life Sciences Foundation」も設立された。財団の代表にはアップル社会長のレビンソンArthur D. Levinson(1950― )が就任し、創設者にはミルナー、レビンソンのほか、フェイスブック社会長兼最高経営責任者のザッカーバーグMark Zuckerberg(1984― )、ザッカーバーグの妻で医学博士のチャンPriscilla Chan(1985― )、グーグル社共同創業者のブリンSergey Brin(1973― )、ブリンの妻で遺伝情報解析企業23andMe創業者のウォイッキAnne Wojcicki(1973― )が名を連ねている。
 第1回の受賞者は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発し、2012年(平成24)にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学教授の山中伸弥をはじめ、アメリカ、オランダ、イタリアの研究者の合計11名。第2回の選考からは、オンラインでだれもが候補者を指名できることが告知されている。また、第2回以降は過去の受賞者が選考委員を務めている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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