ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェイスブック」の意味・わかりやすい解説
フェイスブック
Facebook
サービス利用者は自己紹介文を作成し写真を掲載して登録を行ない,既存のネットワークに加入したのち,新たなネットワークをスタートさせる。会員は当初ハーバード大学の学生に限定されていたが,段階的に,すべての大学生,高校生,13歳以上へと開放された。サイトには利用者の自己紹介スペースの「ウォール」,利用者が友人に居場所や状況を通知できる「ステイタス」,友人の情報変更を利用者に知らせる「ニュースフィード」などがある。2006年9月には,電子メールアドレスをもっていれば居住地域のネットワークに参加できるようになった。2008年6月,ソフトウェアコードの一部をオープンソースにした。2011年9月,利用者が書き込んだすべての情報に,より簡単にアクセスできる「タイムライン」を導入。2012年10月には全世界での利用者数が 10億人を突破した。
ザッカーバーグは 2004年,ベンチャー・キャピタルから融資を受け,新会社の CEO兼社長に就任。2006年ヤフーからの 10億ドルでの買収提案を退けたが,2007年にはマイクロソフトが 2億4000万ドルで株式の 1.6%を保有,その 2年後にはデジタル・スカイ・テクノロジーズが 2億ドルで 1.96%を保有した。2008年時点のザッカーバーグの資産総額は約 15億ドル。2012年5月,ナスダックに株式を上場した。2021年10月,社名をメタ・プラットフォームズ Meta Platforms(通称「メタ」)に変更することを発表。この社名変更は,ユーザーが仮想現実環境で交流するメタバースを重視する方針を反映したものである。
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