生湿(読み)なましめる

精選版 日本国語大辞典 「生湿」の意味・読み・例文・類語

なま‐しめ・る【生湿】

〘自ラ四〙 (「なま」は接頭語) 少し湿る。何となく湿っている。よく乾いていない。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「御ぐしのなましめりたる、いそぎほし給ふ」

なま‐じめり【生湿】

〘名〙 (「なま」は接頭語) 少し湿っていること。いくらか水分を含んでいること。なまかわき。

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