田中稔男(読み)タナカ トシオ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「田中稔男」の解説

田中 稔男
タナカ トシオ


肩書
元・衆院議員,日本国際問題研究協会代表委員兼理事長

別名
別名=田中 正文

生年月日
明治35年2月14日

出生地
佐賀県東松浦郡唐津町(現・唐津市)

学歴
東京帝大法学部政治学科〔昭和3年〕卒

経歴
東大時代新人会に加盟し、昭和2年共産党学生フラクションを組織する。3年の3.15事件のあとで検挙され懲役2年執行猶予5年に処せられる。のち社会大衆党に入党し、東京市役所嘱託などを経て日本製鉄所参事としてボルネオ製鉄所建設にあたる。戦後社会党に入党し、22年以来衆議院議員に5選。35年には同党国民運動委員長として安保闘争を指導した。のち中央執行委員。

没年月日
平成5年3月29日

家族
妻=田中 寿美子(参院議員)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「田中稔男」の解説

田中 稔男
タナカ トシオ

大正・昭和期の社会運動家 日本国際問題研究協会代表委員兼理事長;元・衆院議員。



生年
明治35(1902)年2月14日

没年
平成5(1993)年3月29日

出生地
佐賀県東松浦郡唐津町(現・唐津市)

別名
別名=田中 正文

学歴〔年〕
東京帝大法学部政治学科〔昭和3年〕卒

経歴
東大時代新人会に加盟し、昭和2年共産党学生フラクションを組織する。3年の3.15事件のあとで検挙され懲役2年執行猶予5年に処せられる。のち社会大衆党に入党し、東京市役所嘱託などを経て日本製鉄所参事としてボルネオ製鉄所建設にあたる。戦後は社会党に入党し、22年以来衆議院議員に5選。35年には同党国民運動委員長として安保闘争を指導した。のち中央執行委員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android