日本歴史地名大系 「田木野井村」の解説 田木野井村たぎのいむら 千葉県:船橋市田木野井村[現在地名]船橋市田喜野井(たきのい)一―七丁目・前原東(まいはらひがし)六丁目前原新田の東に位置する。三山(みやま)村と同じく久々田(くぐた)村(現習志野市)から入り込む谷の上流に立地。元来は「たぎのい」で、江戸時代の石塔でも「ぎ」とするものがある。地内の正法(しようぼう)寺に応永一八年(一四一一)銘などの武蔵型板碑がある。慶長一九年(一六一四)の東金御成街道覚帳に田木ノ井村とあり、高一七五石で幕府領、道普請では二〇間を負担している。元和三年(一六一七)の知行宛行状(諸法度)に臼井領御山(みやま)・田木野井両村一五〇石とあり、旗本渡辺領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報