日本歴史地名大系 「田林村」の解説 田林村たばやしむら 富山県:滑川市田林村[現在地名]滑川市田林早月(はやつき)川が形成した隆起扇状地(東福寺野台地)の北西端部に位置し、東は熊林(くまばやし)村、西は安田新(やすだしん)村。文化一二年(一八一五)に安田山(やすだやま)開の名称で開発に手がつけられ、三ヵ年で村立ての予定であったが、用水が不十分なため開発が遅れた(「安田山新開に付き承届状」下坂家文書など)。天保三年(一八三二)安田山開の上の大永田(おながた)山に椎名道三が移住し、用水を通したことから開発が急激に進行し、弘化元年(一八四四)にようやく完了した。村名は村立ての際に安田村と熊林村の各一字をとって田林村としたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by