居村(読み)イムラ

デジタル大辞泉 「居村」の意味・読み・例文・類語

い‐むら〔ゐ‐〕【居村】

出村でむらに対して、本村ほんそん所在の地。
自分の住んでいる村。
「我が―へ帰った時分は」〈鳩翁道話・一〉

きょ‐そん【居村】

自分の住んでいる村。いむら。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「居村」の意味・読み・例文・類語

い‐むらゐ‥【居村】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 飛び離れた所にある村の土地出村(でむら)というのに対して ) 本村所在の地のこと。
  3. もともと自分の住んでいる村。
    1. [初出の実例]「小作と云は自分所持の田畠を、居村他村たりとも他の百姓へ預け為作」(出典地方凡例録(1794)四)

きょ‐そん【居村】

  1. 〘 名詞 〙 住んでいる村。いむら。
    1. [初出の実例]「公儀より御褒美賜りし善七といへるものの居村を通り」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)四)

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