甲州大石紬

デジタル大辞泉プラス 「甲州大石紬」の解説

甲州大石紬

山梨県南都留郡富士河口湖町の大石地区で生産される絹織物。製造の起源は江戸時代に遡る。本繭(1匹の蚕がつくった通常の繭)を縦糸玉繭(2匹の蚕がつくった変形繭)を横糸に使い、絹独特の手触りのよさと丈夫さを兼ね備えた紬織に仕上げる。現在では着物のほかショールやスカーフ端切れを使ったアクセサリーなども製造されている。県の伝統工芸品に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android