異木(読み)コトキ

デジタル大辞泉 「異木」の意味・読み・例文・類語

こと‐き【異木】

別の木。ほかの木。
「桐の木の花…、―どもと等しう言ふべきにもあらず」〈・三七〉

い‐ぼく【異木】

珍しい樹木。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「異木」の意味・読み・例文・類語

こと‐き【異木】

  1. 〘 名詞 〙 ほかの木。別の木。
    1. [初出の実例]「『あやしくこと木をもうゑで』などいひさしのぞきたりけるに」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)

い‐ぼく【異木】

  1. 〘 名詞 〙 普通とは違う珍しい木。
    1. [初出の実例]「異宝、異木」(出典:令義解(718)雑)

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